第十七番札所 福寿海山 善願寺

第十七番札所 福寿海山 善願寺 (宇都宮市)

 

「大豆三粒の金仏」の民話の残る寺。

金仏は銅像の大毘盧遮那仏で、蓄財の大仏として信仰されきた。
周りのビルやマンションに埋もれて普段なかなか見つけられないが、そのお顔は丸々として、叱られてすねる子供の顔のようにも見える。


大仏の右手にあるのが観音堂で、寺伝によると、蝦夷討伐に向かう坂上田村麻呂が大切にしていた如意輪観音像を安置したのが寺の始まりという。

その後お堂は傾いてしまっていたが、源平の争乱を逃れた京都・御室仁和寺の法親王が観音像を見つけ、石櫃に収めて地中に安置。「御室観音」と呼ばれて厚く信仰されるようになった。


観音像を見ると目がつぶれるといわれ、その上に観音堂が建てられて永遠に秘仏となった。

 

  所在地とアクセス



[住所] 栃木県宇都宮市

     南大通り1-8-19
[電話] 028-634-7717


 交通
JR宇都宮駅西口から徒歩約10分。▼自家用車利用の場合、境内に駐車場あり。

 

 メモ
 第十八番札所の能延寺、第十九番札所の光明寺まで宇都宮の街中を歩いて回れる。

 


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